先日、『208』にstand mirrorを納品にいってきました。
鉄の枠にミラー、僕のお仕事はありませんでしたけど
仲介役として製作にたずさわりました。
ことのはじめは、オーナーさんの持っておられたアメリカの
アンティークなちっちゃなミラーでした。
これをお〜きくして姿見にできないかなとお願いされて
僕も楽しそうだったのですぐ話にのりました。
そんなのドラえもんのビックライトみたいに簡単におっきくできるよと
おもっていたのが大きな間違いでして…
まずガラス屋さんでは、別注で角を丸くしてもらい 縁をテーパーかけてもらって
防腐処理もしてもらいました。ガラス屋さんも出来上がったらはやく取りに来て〜って、
割っちゃたら大変だから。
つぎに、鉄の職人さんでは、出来上がったミラーに合わせてフレームを作って
いただくだけなんですが これが難しかったんです。
ミラーを挟み込むフレームの角は丸くなっていて、加工所にはこれだけ大きな金型が
ないとゆわれて、ちっちゃなパーツをつなげていかなければならないことに…
溶接の熱で曲がらないように芯材をいれたりしながら組み立てていきました。
職人さんとは何度も仕上がりのイメージの打ち合わせをしましたが、
僕にできるのはがんばってつくって〜と願うのみでした。
仕上がったミラーは、とてもガラス屋さんと鉄の職人さんの心のこもったものになりました。
改めてものづくりの大変さを知るとともに、勉強することもできました。
ありがとうございました。