先日、奈良のお客さまの新居にキッチンの収納の納品に行ってきました。
キッチンの収納というのはなかなか難しいなと思っていまして….
まずは、お客さまが新居での暮らしをどのようにしていかれるのかを
聞きながら…..ご希望を最大限に収納できるように
レイアウトを組み立てていきます。
レンジの大きさや、炊飯器などの家電の配置や食器の大きさなど
出来る限り聞き取って、きちんと収納できるかなど確かめながら
寸法を決めていきます。
でも、全体のバランスは崩したくないという思いもありますので
その辺りは様子を見ながら進めていきます。
今回は、下の部分はオーク材で製作して、上の吊りの部分はシナ合板を
用いて製作しました。
シナ合板の白っぽさに合わせるために、真鍮でツールバーとキッチンペーパー
ホルダーを取り付けることで全体のデザインがまとまったような気がしました。
真鍮のバーは、京都 宇治の工房を構えられているsenさんにお願いして
作っていただきました。
機能面が重視される中で、ささやかなこだわりを組み込むことができたと
思っています。
人それぞれに求める暮らし方があって、それに向き合って寄り添いながら
一緒に考えていく作業はとてもワクワクします。